講師:渡邊 とみ子 氏
令和6年度第17回目の「ふくしまの今を語る人」講演会は、青森県八戸市で「あきらめない心で目標に向かう~田舎のかーちゃんの挑戦~」というテーマで実施しました。
いいたて雪っ娘かぼちゃプロジェクト協議会の歩みについて、かぼちゃ栽培だけでなく、商品開発を行うため研究会を発足。加工場も自宅に整備したが、原発被害により飯舘村村民全員が避難。かぼちゃの種繋ぎを福島市で試みるが、様々な困難があり悪戦苦闘の日々を送る。
飯舘村の地域づくりに関わる福島大学の先生から、食に関する技や味を伝え、地域を元気づけることを目標にした「かーちゃんの力・プロジェクト」の構想について打診を受け、飯舘村で繋がりがあったかーちゃん達を一人一人訪ね歩き、なんとかプロジェクトが始動。
食の安心・安全を考えていく中、放射性物質について国の基準値よりもはるかに低い基準(20Bq/kg)を「かーちゃんの力・プロジェクト」の基準として設定。
徐々に理解を得て、いいたて雪っ娘ファンクラブが創設するまでになる。活動は多岐にわたり、イオンでの店頭販売によって風評被害払拭にも繋がった。
2017年3月、飯舘村の畑で栽培再開。商品開発にも取り組み、商品ラインナップも充実。
2024年6月11日には亡き夫との夢を叶え、「古今呂の宿 福とみ」をオープン
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何もやらなければ何も残らず、成長もない。震災時にやらない理由をつけてやらなかったら今はない。凡人が賢く生きる唯一の方法は一つの事をあきらめないで継続してやっていくことです。「蒔かぬ種には芽がでない」。と、お話いただきました
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