講師:藤田 浩志 氏
令和6年度第27回目の「ふくしまの今を語る人」講演会は、福島県郡山市よりオンラインで実施しました。
風評被害払拭のため徹底した全袋検査など、福島県の農産物の安全性について説明。一方、東京都民 1,000人対象の2022年アンケート調査で、全体の約3割が放射線被ばくで健康被害や次世代以降の子供に影響を及ぼすと回答。「ふくしまの土がついている」だけでネギ取引が減少したエピソードなども紹介。
しかし、風評被害だけが問題というわけではないと考えており、農地を観光資源として活用することや、おいしい農産物を育てて消費者の皆さんが楽しいと思える農業への原点回帰を提唱。現在では自動運転トラクターやドローンを積極的に活用し、先進的な技術介入で米の品質が格段に良くなった。東日本大震災によって多くの課題が浮き彫りとなった課題先進地域ふくしまを、農業という分野から今後も支えていきたい。と、お話いただきました
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講演後、次のような質疑応答が行われました。
①福島県のお米はどれがおすすめでしょうか?
天のつぶがおすすめです。チャーハンやカレー、寿司に特に合います。
②米作りで工夫している点はありますか?
水の管理は特に気を付けています。害虫や雑草が増えないよう農薬の濃度も最小限に抑えています。
③野菜ソムリエの藤田さんが進める福島県のおすすめ食材を教えてください。
桃です。「あかつき」という品種の印象があると思いますが、まどかや黄金桃など多品種が栽培されている。福島の桃は固いというのが特徴的です。
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