講師:吉成 邦市 氏

令和6年度第31回目の「ふくしまの今を語る人」講演会は、大阪府大阪市にて『「ふくしま米」安心・安全な米づくり 美味しいお米作りを目指して』というテーマで実施しました。
市役所職員だった震災当時、市役所で会議中に地震が発生。数分間は縦横激しい揺れで天井の電気は落ち、机も凶器になるほどで、その場にいた人は壁にへばりついて揺れが収まるのを待つしかなかった。
中通りに位置していた市役所は避難所となり、その準備を行なっていたところ、テレビで浜通りが壊滅的状態となっていることを知った
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その後、東京電力福島第一原子力発電所の水素爆破の事故も起こり、福島は複合災害に見舞われ、災害の大きさを目の当たりにする。
震災後、前々から興味があった農業を本格的に始めたが、世間から福島の農産物、海産物は全て汚染されている。福島ではもう育てられないとも言われていた。周りの農家は一時期農業をやめていたが、諦めずに周囲と協力をしながら放射能検査に関する資格を取得し、安心安全で美味しいお米を育てるために努力し、全国のコンクールで優勝
🎖️するほどの美味しいお米を栽培できた
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大変なこともあるが、農家になって良かったし、楽しい。と、お話いただきました
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