講師:齋藤 由芙子 氏
今回のテーマは、「“もったいない”こそ価値あるブランド ~完熟桃で新商品開発~」というもので、大阪府枚方市で実施しました。
震災後、福島へ元気を与える活動を開始。様々な活動をする中で、桃の出荷が厳しいことを知り、それが今の会社を始めるきっかけとなる。
震災があったからこそ西日本の人にも福島の桃を知ってもらうこともできたと前向きに捉えている。
福島の美味しい桃の価格が安いままなのは、ブランディングができていないのでは?と感じ、地元でしか食べられない本当においしい完熟桃は流通が難しいが、そこに価値を付けたいと思い “新たな道”を作った。本当に食べてほしい完熟桃を買い取り、加工。いろいろな偶然が重なり、看板商品“ももふる”が誕生。加工の仕方や味など、商品として本当に自信を持って提供している。
消費者→完熟桃を手軽に通年で食べられる。農家→廃棄桃の削減・収入安定。東北・福島→桃を活用したブランド力向上と三方良しで成り立った。
パートナー農家もどんどん増えており、30年後も農家をやっていると言ってくれている。
現在は、沖縄から北海道まで物産店参加など日本全国、海外へも販売しており日本の桃として世界で楽しまれている。桃づくりもはじめ、イベントも開催。子供たちが農業に触れる機会を作ることで、農業への関心を高めることや、将来的には担い手不足の解消にもなると信じている。
心身ともに豊かな暮らしを目指して、「もったいない」に価値を加えられるような事業を行っている。とお話いただきました
🎤🍑
講演会の中では、次のような質問が出ました。
Q.「ももふる」はどこで買えるか?
A. 常設はないが、今度阪急で東北展がある。オンラインショップで2月末まで送料無料キャンペーンを実施中。