講師:八多 宣幸 氏 川瀬 洋 氏
八多氏の講演テーマは、「ふくしまの今を語る ―震災と原発事故からのあゆみ―」、川瀬氏は「よく“請戸もの”の良さを聞かれる。それは食えば分かるさ」というテーマで静岡県静岡市で実施しました。
八多氏からは東日本大震災・東京電力福島第一原子力発電所事故の概要、水産業への風評被害についてと、風評払拭のため「安全」は定量的な数字での指標、「安心」は定量的な数字が前提での消費者との信頼関係によって築かれるもので首都圏での様々なイベント、情報発信を通じて消費者との交流を図る取り組みについてお話いただきました
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二本松市で飲食店を営む川瀬氏からは子供の頃から慣れ親しんだ“請戸”の魚を仕入れるため仲買人の資格を取得。その矢先に東日本大震災が発生。甚大な被害に飲食店を辞めようと思うこともあったが、請戸の魅力を発信・風評払拭のため旅館、量販店にも請戸の魚を流通させて魅力発信を続けていきたい。放射能、ALPS処理水の問題も大きいが、直近では温暖化の影響も大きく環境にも注視しないといけない状況である。と、お話いただきました
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講演後、次のような質疑応答が行われました。
①放射線量のモニタリング検査を実施しているが、同じ魚種でも複数検体しているのか?
採取日が同じでも場所によっても検査結果が異なる可能性もあるため、複数の場所で採取している。
②なぜいまだに請戸漁港は試験操業が続いているのか?
ALPS処理水海洋放出や水揚げされた魚が震災前ほど値が付かないなど様々な要因があるが、水産関係者としては“請戸もの”が一刻も早く多くの消費者に届き、魅力を伝えられるようにしたいと願っている。
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